熊野古道・大辺路に位置する、川舟による「安居の渡し」。かつては多くの旅人や住民に利用されていましたが、船頭の高齢化や資金難を背景に今年の1月からサービスが休止されていました。しかしそれも一時のことか、秋以降の再開に向けた動きが見えてきました!
🌱 週末や祝日に限定運航も? 🌱
「安居の渡し保存会」の会員たちは、船頭としての役割を果たしていますが、平均年齢が70歳前後と高齢化が進んでいます。保存会の生本洋三会長も「体力的には厳しい」と語る一方で、土日や祝日限定、そして補助金の提供があれば再開が可能だとの見解を示しています。
🚤 渡しの歴史とその価値 🚤
「安居の渡し」は熊野古道の中でも特別な存在。1950年頃から利用者が減少し、一時は途絶えていましたが、2005年10月に地域の有志によって再開されました。この伝統的な渡しは、観光資源としてだけでなく、地域の子どもたちの教育旅行の一部としても利用されています。
🎉 世界遺産登録20周年、そして復活への期待 🎉
来年は熊野古道の世界遺産登録から20年が経つ年。世界遺産マスターでガイドを務める築山省仁さんも、安居の渡しの復活を心待ちにしています。「安居の渡しがあるのとないのとでは全く違う」との言葉に、渡しの価値とその存在感が感じられます。
熊野古道を歩む人々にとって、「安居の渡し」はただの交通手段ではありません。歴史、文化、そして地域の誇りを感じさせてくれる場所です。再開の話を聞き、私たちもその日を楽しみにしています。あの風景、あの感動を、多くの人々と共有したいと心から思います。🍃🚣♂️
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