ツシマヤマネコを飼うのはなぜ禁止?絶滅理由や平均寿命も気になる!

11月21日(土)放送のTBS「世界ふしぎ発見!不思議は対馬にありました!リアルオープンワールド大冒険!」にツシマヤマネコが取り上げられます。

しかし、ツシマヤマネコ、あまり知られていないですよね。

そこで今回は

・ツシマヤマネコを買うのはなぜ禁止?買っていた人が逮捕された?
・ツシマヤマネコの絶滅や減少の理由は?
・ツシマヤマネコの平均寿命や大きさ(体重)は?

について調査してみました!

ツシマヤマネコを買うのはなぜ禁止?買っていた人が逮捕された?

 

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国内希少野生動植物種に指定されているツシマヤマネコは、種の保存法で、捕獲や譲り渡しなどが禁止されています。

保護した場合の罰則は、

1年以下の懲役か100万円以下の罰金(現在は5年以下の懲役か500万円以下の罰金)

となります。

絶滅が危惧されていて国の天然記念物に指定されているツシマヤマネコですが、2013年10月24日未明に、環境省は長崎県対馬市の男性が約15年間にわたり、絶滅が心配される国の天然記念物、ツシマヤマネコを自宅で飼育していたと発表する報道がありました。

同省九州地方環境事務所(熊本市)によると、ツシマヤマネコが衰弱したため心配した男性が、同省対馬野生生物保護センター(対馬市)に連絡し発覚しました。

男性からは「飼育しているツシマヤマネコの具合が悪くなったので治療してほしい」と連絡があり、対馬野生生物保護センターにて治療したが、約9時間後に死んだといいます。

死因は老衰の可能性が高いとみられ、成獣の雌(推定15~16歳)で、体重5・5キロ。
同省は国内希少野生動植物種の捕獲を禁じた種の保存法に違反するとして、男性を厳重注意にとどめました。

同省によると、男性は約15年前、対馬北部の道路でけがをしていた子どものツシマヤマネコを保護。
けがで発見した際、対馬に動物病院がなかったため、福岡県の動物病院で治療した後、自宅で飼っていたといいます。なお、男性はツシマヤマネコであることは認識していましたが、届け出ていなかったそうです。

本来は国内希少野生動植物種に指定されているツシマヤマネコは、種の保存法により処罰対象となりますが、当時はセンターの救護体制が整っていなかったことや、良好な環境で飼育されていたことなどを考慮し、厳重注意にとどめたといいます。

事務所によると、これまでツシマヤマネコが15年以上飼育されたのは2例しか確認されていないとのことです。

ツシマヤマネコの絶滅や減少の理由は?

ツシマヤマネコは1970年代、対馬全域でみられ、その後過去40年間で4分の1まで減少しました。

減少した主な原因は、生存に適した生息地の減少が大きいとされています。道路整備や河川改修でツシマヤマネコの行動範囲が分断されてしまい、管理されていない森林が増えると、農地が減り、エサになる動物も減ってしまいます。

ツシマヤマネコは元々、タネコ(田猫)とも呼ばれ、田んぼやあぜ道に出てきたりしていたようです。

その環境下ではネズミを主食として森に生息していたようですが、焼き畑をしなくなるようになると、シカが増え植生が変わり、ネズミがいなくなると、主食は魚や昆虫にシフト。水田が減ったり農薬を使う農家が出てくると、エサの生物もいなくなるため、絶滅に追い込まれるようになったとのことです。

他にも交通事故や狩猟用トラバサミの罠にあったり、野生化した犬、猫、イノシシなどによる捕殺やイエネコからの病気感染を受けたりと、様々な要因だと言われています。

ツシマヤマネコに関しては日本獣医生命科学大学 野生動物学研究室で研究されている羽山伸一さんが日本の絶滅危惧種問題について記事になっているので、詳細はこちらよりご覧ください。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/17/072500011/072800005/?P=2

ツシマヤマネコの平均寿命や大きさ(体重)は?

ツシマヤマネコは対馬にのみ生息する野生のネコ科哺乳類で、約10万年前に当時陸続きだった大陸から渡ってきたベンガルヤマネコの亜種とされています。

生息環境の悪化や、交通事故などで生息数が減少し、2012年環境省の調べでは、2010年代の生息数は70頭又は100頭と推定されています。

1971年には国の天然記念物に、1994年には国内希少野生動植物種に指定され、現在、保護および増殖のための事業が実施されています。

ツシマヤマネコの平均寿命は10年程度とされています。
ツシマヤマネコの特徴はイエネコとほぼ同じ大きさといわれ、体重3~4キログラム、体長70~80センチメートル。

また、ツシマヤマネコにはイエネコとは異なる特徴が何点かあります。

1)額には黒と白の縦じまが並んでいます。
2)耳の後ろには白い斑点(はんてん)があり、イエネコと見分ける一番のポイントとされています。
3)耳は丸く小さめです。
4)灰褐色の体全体には灰色から赤茶色の斑点(はんてん)があります。
5)尾は太く、はっきりしない灰色の線が入っています。

意外と見分けるのは難しくなさそうですね!

ツシマヤマネコ↓

 

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イエネコ↓

 

 

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まとめ

今回は、絶滅が危惧されていて国の天然記念物に指定されているツシマヤマネコについて調査しました
以下がまとめになります。

・絶滅が危惧されていて国の天然記念物に指定されているツシマヤマネコを15年間飼っている男性がいた。
・ツシマヤマネコが減少した主な原因は、生存に適した生息地の減少が大きいとされています。
・ツシマヤマネコは体重3〜4キログラム、体長70〜80センチメートルで、平均寿命は10年程度といわれています。

絶滅が危惧されているツシマヤマネコを15年間飼っている男性は、発見時子ネコがけがをし、病院に連れていくも良心的な思いから自宅で飼育されていたとされ、当時ニュースになりました。

種の保存法で、捕獲や譲り渡しなどが禁止されているため、厳重注意となりましたが、平均寿命が10年程度と言われる中15年もの間飼育できた環境づくりや保護の仕方など、行政が指導にうかがう方向で話が進んでいるようです。

以上、最後まで閲覧ありがとうございました。