「ききがたり ときをためる暮らし」を読んでみた感想や学んだこと

今回紹介する本は、2012年に自然食通信社から単行本として、そして2018年に文春文庫から文庫化して発売された、「ききがたり ときをためる暮らし」です。

この本は、中京テレビで2017年放映されたドキュメンタリー映画「人生フルーツ」に登場する、キッチンガーデンを中心とした生活を営むつばた夫妻に密着取材をして作られた一冊です。

今回は、さきがたり ときをためる暮らしのあらすじや感想を紹介します

役立てたい事や学んだことも紹介するので、購入を検討している方は参考にして下さい。

「ききがたり ときをためる暮らし」のあらすじ

この本は、つばたしゅういちさん、つばた英子さんご夫妻のお話が順番にまとめられています。

密着取材といっても、常にテープを回しているだけで、ご夫妻の日常の暮らしに寄り添い記録したようなものです

本全体を大まかに三つの項に分けることができます。

・生い立ち
・結婚後の生活
・キッチンガーデン中心の暮らしに

一つ目はご夫妻が出会う前の生い立ち。
お二人とも戦争を経験されていて、二人の信念が戦時体験から芽生え、自分の考え、そしてやりたいことを大切にされています。

二つ目は、ご結婚されてから現在のお住まいに移住する前までの生活。
しゅういちさんの自由奔放な現役時代のお話と、それを支える英子さんの苦労話をまじえつつも前向きな回想話。

三つ目は現在のお住まいに引越しされてからの、キッチンガーデンを中心とした丁寧な暮らしについてのお話です。
また、季節に寄り添った暮らしの紹介も数多く、英子さんのインテリアへのこだわりや、数々の季節の料理の紹介が、写真やレシピとともに掲載されています。

「ききがたり ときをためる暮らし」から学んだこと

この本を読んで、家庭菜園をしたいと本気で考え、庭が二つある家を購入するまでに至りました。

土に根差した生活の心地よさを体感しています。
それまでは一度も土いじりやDIYなどにも興味がなかった私ですが、丁寧な暮らしとはただ手間をかける暮らしのことではなく、信念を持って暮らしに向かう姿勢のことということを学びました。

暮らしを他人任せにせず、自分で作れるものは自分で作り、良いと思ったものを選び取っていく生き方は、身の回りの人からは学ぶことのできないようなさまです。

「ききがたり ときをためる暮らし」から今後役立てたいこと

今後は、英子さんが紹介している季節を大切にする姿勢をマネできればなと考えています。

季節の料理
季節の畑仕事
季節の模様替え

などです。

忙しく暮らしているとつい放っておいてしまうようなことばかりですが、お金をかけずとも季節を大切にするだけで暮らしに彩りが添えられていく様子がたっぷり書かれていて、こんな暮らしを一生かけて実践できるようになりたいと強く思いました。

また、キッチンガーデンを楽しむ方法についてしゅういちさんが詳しく語られていて、そちらも参考にしたいと思っています。

「ききがたり ときをためる暮らし」の感想

読んでいるだけでほっこりした気持ちになれる、幸福感溢れる本です。

それと同時に、現代の生活への見方が変わる、ある意味で鋭く突いている本です。

現代の、なんでもネットで買える生活とはかけ離れていますが、人間らしい暮らしとは本来こういうものかもしれないと思いました。

「ききがたり ときをためる暮らし」のイマイチだったところ

あえてイマイチだったところを挙げるなら、文庫版の余白をケチらず、もっとページ数を増やして読みやすくしてくれたらなあと思いました。

素敵な内容なのに、小さな字で余白なく詰められているのは、やはり読みにくさを感じる方もいると思います。