高橋和巳の著書「子は親を救うために心の病になる」の感想レビュー

今回紹介する本は、高橋和巳(たかはしかずみ)さんというカウンセラー教育にも熱心な男性精神科医・医学博士が書いた「子は親を救うために心の病になる」というものです。

 

今回は『子は親を救う為に心の病になる』のあらすじや感想を紹介します

親子の関係を科学的に分析している本で、なんとなく子供と接している方にはとても参考になる本です

子は親を救う為に心の病になるのあらすじ

この著書の主な内容は下記になります

・一人間として大切にしたほうが良いものについて
・子どもは母親から心理システムについて
・学童期や反抗期がその後、何がどの様に影響を及ぼすのか

以前は子どもであった大人たちが日々の時間や様々な感情に追われていくうちに無意識にも置き忘れてしまった[一人間として大切にしたほうが良いもの]を子どもたちは持っています。

また「子どもは母親から心理システムを学ぶ」こと、生きていく中で不特定多数が通る反抗期とその後の影響など、一つ一つ掘り下げ丁寧に書かれています。

親と子の数だけ様々な色や形があり、いくつかの親子を例に挙げ生々しい程にそれぞれの長年に渡る葛藤・人生を、実際に担当されたカウンセリングのリアルな描写を含めながら描かれています。

大きく分けて[ひきこもり・摂食障害・虐待被害者特有な善悪の逆転・患者の不思議な訴え・心の発達段階の最後である宇宙期とは]の第5章に分類されています

[脳神経]にも触れ、その他では最後に[カウンセリングとは]にも触れ分かりやすく記されており、[この世界を取り巻く心の謎]を解き明かしている。

子は親を救う為に心の病になるから学んだこと

「親子」という血の繋がった人間同士。
でも当然ながら別の人間同士。

・距離感が近すぎる者同士ならではの難しさ厳しさ。
・相手も自分自身も受け止め・受け入れ・許容することの難しさと大切さ

などを多く学べました

他にも、一人きりだけで向き合い背をうにはあまりにも大き過ぎる問題な為、冷静に客観視できそっと導き協力してくれる専門家の存在の大きさと必然性。

心の発達段階の最後であり、この中では「宇宙期」と呼ばれているものがあるということ。

直接的な口頭のやり取りだけでなく、少しずつ丁寧に本から言葉を介し想像しながら読むことによって自ずと心にゆとりが生まれ、それによって冷静な客観視に繋がり相手・自分自身のことを受け止め・受け入れ・許容していくことができ問題解決や今後に活かしていけるということを学びました

子は親を救う為に心の病になるから今後役立てたいこと

人間は時に忘れることで日々を生きていけるものです。

忘れ見失いがちな大切にしたほうが良いことを今一度思い出すために、この本を常に身近に置き、自分自身を許容し直し軌道修正していきたいと思っています。

特に心のゆとりが減ってきて視野が狭くなり思考回路が凝り固まってしまった時には何度も読み返そうと思います。

それから自分自身が子ども側だった立場から親側になる時、そう心に固く決心した時にも再度隅々まで熟読したい一冊です。

周囲にそういう知人や友人などが現れた場合はこの一冊を勧めたいとも強く思っています。

子は親を救う為に心の病になるの感想

既に実際にカウンセリングを受け続けている最中にこの一冊と出会い改めての気づき・新たな発見があり心救われ心のゆとりが広がりました

結果

・相手や自分自身を以前よりも許容できるようになった
・親子の理想像に近い関係になれた

といった事もあったので、高橋和巳先生に深く感謝しています。

この一冊と巡り会えて熟読し自分の中に良いものを吸収できて本当に良かったです!

単に加害者・被害者などと区別するのではなく、両者・または第三者の立場や様々な気持ちを大切にするため、似たような境遇の方や今後の人生に大きな不安を抱えている方たちには是非何度も熟読し直して欲しいと思います。

 

子は親を救う為に心の病になるのイマイチだったところ

文中に「意味なく甘える」とあったのですが、私の率直な思いは「意味なく甘える人など存在するのか?!」と感じました。

ただこの点に関しては、「恐らく高橋和巳さんならではの言い回し・ご本人にしか分かりようのない部分なのだろう」と解釈しています。